“世界最強の磁石”への興味が
NEOMAX近畿を選ぶきっかけに。
素材工場での成形作業の経験に加えて
生技開発に必要な技術と知識を習得中です。
2017年入社
製造部 素材工場所属
兵庫県立出石高等学校卒業
普通科の高校に通っていた私は、就職先を探す時期になってもやりたい仕事が思い浮かばず、接客のような仕事よりは黙々と作業する工場のほうが向いているだろうと漠然と考えていました。そんなときに、バイト先のご家族にNEOMAX近畿で働いている方がいて、「世界最強の磁石をつくっている」という話を聞かせていただきました。それをきっかけにどんな磁石をつくっているのか興味を持ち、会社のことを調べ、ここで働きたいと思いました。
入社して配属されたのは、素材工場で成形を行う職場でした。そこでは、磁石の原料となる粉を金型に投入し、プレスをして磁石の原型をつくっています。私の担当業務は、生産計画に沿って金型を設置し、次の金型に交換する「段取り替え作業」です。また、2023年からは生産設備の組み立て、配線、プログラミングなどを行う生技開発グループの業務も兼務していて、さまざまな知識を習得しつつトラブルの修正、改造などを行っています。
新たに兼務することになった生技開発グループの業務は、これまで知らなかった生産設備の仕組みやプログラムを理解する貴重な経験になっています。成形の職場では、自分が担当する作業をミスなく行うことに集中してきましたが、そこで使っているプレス機やロボットの構造などについて深く知る機会はありませんでした。そうした技術や知識を学ぶことは自分の成長につながりますし、今後の成形の作業にも生きてくると思っています。
成形と生技開発それぞれの業務において達成感があります。段取り替え作業にもだいぶ慣れてきましたが、金型によっては調整や交換が難しいものがあり、それらを自分だけでクリアできたときに成長を感じています。また、生技開発についてはまだ勉強すべきことが多いのですが、成形の現場で作業してきたからこそ分かる装置の癖などもあって、それを生かしてトラブルに対処でたときなどにやりがいを感じています。
二つの部署を兼務するようになり業務の幅が広がったことで、難しい設備トラブルへの対応を求められたり、新たな設備の開発に関わったりすることがよくあります。そういった状況をつらいとか大変だと思わずに、自分から挑戦して吸収していくことが大切だと考えています。また、成形の現場では必要がなかったお客さまとのメールや電話のやり取りなどについても、会社の研修機会を活用して学んでいます。
兼務を始めてから時間がたっていないので、休日でも生技開発に必要な知識を学ぶためのテキストやマニュアルを読んだり、自分のメモを読み返したりしていることが多いです。それ以外では、数年前から興味を持ち始めた動画の編集に取り組んでいます。まだ自分の作品を発表するほどではなく、いろいろな編集テクニックを試している段階です。長期休暇のときには地元に帰ってきた友人と会ったり、大阪や神戸に出かけたりしています。
新しいことに取り組むときに、団結できる会社だと思います。例えば、数年前から行っている4M正常化活動という品質管理活動を取り入れようとしたときも、部署の枠を超えてお互いが職場に対する”気づき”を出し合って改善していくという活動にみんなが積極的に取り組んでいました。そうしたときに強い一体感が心に残りました。
入社以来、成形の職場の先輩方が難しい作業をスムーズにこなしている姿を見て、早く自分もそうなりたいとめざしてきました。今でもまだ学ぶべきことがいろいろとあって、その思いは変わっていません。また、見習いたいのは作業の技術だけではありません。自分が明るく前向きに取り組むことによって、仕事でもプライベートでも周囲の人たちを元気づけられるような人材になって、後輩たちを引っ張っていけたらと思っています。
作業の進め方や管理の仕方について、関係会社や別の拠点の工場で採用している方式に参考になるものがあれば、自分たちの職場に当てはめて迅速に取り入れられる吸収力です。常に改善をめざしていて、新しいアイデアに対しても抵抗感なく受け入れられるところは、NEOMAX近畿の強みの一つだと思います。
自分の武器になるものはたくさん持っていたほうがいいと思います。私自身を振り返ると空手で身につけた礼儀と元気くらいでしたが、例えば資格をとっておくことも有効だと思います。また、自分にこんな仕事ができるだろうかと悩む必要はありません。社会に貢献できるか、まわりの人たちとうまくやれるかなど不安の種はいろいろあるでしょうが、いざ飛び込んでみると意外とできてしまうものなので安心して扉をたたいてください。